児童館の児童クラブ職員として働き始めた私は、あるお母さんから「子どもに障がいがあるため、離れた養護学校へ行かせることになる」と悩む姿を見て、地域で育てたいという思いを叶えるため、放課後等デイサービスGO!を立ち上げました。 最初はその親子のために始めたのですが、1年目で定員がいっぱいになり、地域の要望を受けて2つめの施設を開設。 誰かがそれを求めるとき、その背景に多くの求める人たちがいることを実感します。 GO!で生きづらさを抱える若者と触れていくうちに、「こうでなければならない」という考え方にとらわれている自分に気が付いたのです。みんな違う事情を持っている。 だから「普通」なんてどうでもよくて、その子を認めることが大事なんだと。 それは子どもたちも、一緒にGO!で働くスタッフも同じです。みんな事情を持ってるんだから、みんなお互いさま。 一人一人の事情に合わせた仕事をする。 急に休むことになっても、みんなで認め合い、時には利用している子どもたちにも協力してもらう。 一人一人できることをやっていると、苦手があっても大丈夫。 お互い様の仕事で大丈夫。 無理をせず、お互い様で助け合って働いています。 私たちは専門家ではないし、専門的なことを学んだわけでもありません。 知識がなくても、仲間たちと話し合い、一緒に研修を受け、学びながら歩んでいます。 もちろん不安になることもありますが、子どもたちの笑顔に救われています。