生活困窮者や生活保護受給者の生活・家計相談、就労支援、困窮家庭の子どもの学習支援などを実施。 働く仲間としても積極的に受け入れています。
生活困窮者自立支援(相談・家計・訓練・学習支援)、生活保護受給者の自立支援、職業訓練、居住支援・食料支援、地域食堂、フードバンク 社会的困難のある方と共に生きる地域を目指し、生活相談や就労準備、家計相談や学習支援等を運営。
国・自治体の制度を活用し、コミュニティづくりにつながる自立・就労支援事業を実施しています。 2015年の生活困窮者自立支援制度施行に伴い、生活困窮問題をすべての運動事業の焦点と定め、共にはたらく協同労働による「中間的就労」を全ての事業所・現場に広げることを目指してきました。 一人親家庭、生活保護受給者や刑余者、障害のある人、アルコール・薬物依存症など社会的困難にある多くの人たちとともに働き、地域の課題解決を担う、主体者として活躍する職場・地域づくりを進めています。 目指していること 「当事者主体」共にはたらく体験を通じた社会的つながりの回復と潜在力の発揮 「市民連帯」自立と就労に向かうことを共に支え合う、学びコミュニティの場の形成 「仕事おこし」社会的なつながりのある参加型の就労、地域の必要にこたえる仕事を市民連帯でつくる 「地域づくり」孤立を防ぎ、排除されない地域ネットワークと安心できる居場所と役割のあるコミュニティづくり。 深めていきたいこと~暮らしと仕事をつなぎ、地域に社会をつくる まなび:学校だけではなく、フリースクールや居場所など、多様性や個性を大切にする多様な学びの場づくり すまい:空き家や空建物など、活用されていない地域の資源を活かし、すべての人に住まいの確保と支え合う生活支援 はたらく:共に働くことを通して人が育つ職場と地域をつくる
宮城県登米市では生活困窮者支援事業から「当事者主体の仕事おこし」の実践があります。 困難や困りごとを抱える相談者と「くらし応援ワーカーズSKETCHA」を結成し、地域の困りごとに応える仕事を立ち上げました。 人手不足の自動車部品工場の内職、援農、リサイクル工場の手伝い、ゴミ屋敷の清掃などで働く。 自分のためなら続かない仕事も、仲間に教えるためなら続けられる。 農家や地域の方から頼りにされ、感謝され、何人もが元気を取り戻し、巣立ったり、また戻って来たり。 地域に欠かせない存在として、登米市内外に関わらず活躍のエリアを広げています。 このような困難を抱える当事者が地域の担い手になる事例は全国各地で生まれています。
ワーカーズコープ・センター事業団では1つ事業所が複数の事業を運営していることが多く、それを生かした生活まるごと支援が実現できます。 千葉県富里市では生活困窮者自立支援事業(自立相談支援、家計改善支援、就労準備支援)、若者サポートステーションを運営している現場があり、それらの事業で地域資源を開発できることを強みにしています。 家計が苦しくて始めた仕事と自営の農業と両立ができないと相談があった時には、就労準備支援の利用者が農業体験を兼ねたお手伝いをしたり、生活費に困っていた時にはリサイクルバザーを開催し、野菜を販売しました。様々な活動を通して、地域との交流や寄り合いの場所としての機能を果たしています。