介護保険制度に基づく訪問・通所介護や入居施設の運営に加え、高齢者の居場所づくりや生活全般を支える支援を行っています。

事業内容

訪問介護、通所介護、居宅介護(ケアマネ・包括)、ショートステイ、小規模多機能型居宅介護、介護予防事業、高齢者・障がい者サロン、有料老人ホーム、グループホーム、訪問看護、介護初任者研修等の講座、生活支援コーディネーター

介護保険事業や高齢者の居場所づくり、生活支援サービス、配食など複合的な高齢者福祉事業。

目指す地域

目指す地域

私たちは「当事者主体のケア」を追求するために、一人ひとりの命と尊厳を大切にし、利用者をケアの対象者としてだけでなく、その人の暮らしと人生丸ごとをとらえてその願いを一緒に叶えていくこと。
本人の繋がりを大切にし、居場所と役割を地域の中につくり出すこと。
そして、自然と繫がることを大切にしています。

北海道釧路市のデイサービスぽっかぽかでは、デイサービスが休みの日に利用者と一緒に地域食堂や配食の調理をし、地域の高齢者宅へ見守りを兼ねて配達をすることもあります。

また、畑のあるデイサービスでは利用者や地域の方と一緒に畑作業を行い、土に触れ、野菜の成長や収穫に笑顔になり元気になっていく利用者も。
高齢になっても、障がいがあっても「誰かの役に立ちたい」「自分はこうありたい」という一人ひとりの思いや願いに寄り添い、地域の中で人と人が繋がり、助け合うお互いさまの地域づくりを心がけています。

介護保険制度だけでは補えない困りごとや必要な支援は、制度の枠を超えた活動で地域と繋がり、最期までその人らしく、住み慣れた場所で暮らし続けられる持続可能な地域を目指して活動しています。

  • 01.専門職が魅力を感じる働き方

    仙台市太白区のポラーノの椅子は、音楽療法士、看護師、相談員、介護福祉士、作業療法士などの多職種で自分たちの理想とするケアの模索から通所介護と訪問看護を立ち上げました。

    それらフォーマルケアと音楽療法、聞き書き、がんサロンなどのインフォーマルケアを循環させつつ、1人ひとりの願いや希望への丁寧な聞き取りから、その人を地域で支える仕組みづくりを目指しています。

    ケア×アートをコンセプトに、介護・看護に音楽や聞き書き、絵画制作などアート活動を取り入れると共に、がん患者用のタオル帽子を制作して、東北労災病院への寄付活動などもしています。
    制度の枠を超えたみんなの居場所づくりを目指して、夢の実現へと向かっています。

  • 02.若い世代が魅力を感じる地元に根差した働き方

    広島県呉市にある小規模多機能型居宅介護事業所ぱーちぇはでは、若い世代の職員が競い合って研修や資格取得に挑戦し、学び合い成長できる職場です。

    また、若い世代が生き生きとケアに取り組み成長する姿に刺激を受け、年配の職員も学ぶことに意欲を高めています。

    この職場では、お互いのケアの質を高めるやりがいと共に、仕事の分担や一人ひとりの働き方に合わせた「働きやすさ」があります。
    また、地域活動としてのサロンやオレンジカフェをすることで地域との繋がりが豊かになっています。
    地域の人には「ここに来れば何かできる、誰かが助けてくれる」そう思ってもらえる場所にしたいと、地域づくりも楽しんで取り組んでいます。

  • 03.制度や介護だけでない仕事おこしや地域づくり

    富山県砺波市の大空と大地のぽぴー村は、通所介護から始まり、高齢者と子供、障がい児や障がい者も一緒に利用できる富山型デイサービスへと展開してきました。

    富山型デイサービスの仲間との関りや、地域や行政との協同の活動をしてきたことで、ぽぴー村の周りには、フードバンク、ものがたり診療所、みやの森カフェ、シェアハウス、グループホームなどの他団体・多職種が集まるようになり、介護や制度の枠を超えて地域の困りごとを相談しあえる仲間になっています。

    ぽぴー村では、持続可能で活力ある地域づくりの構想として、砺波型地域包括ケアシステム「誰もが自分らしく暮らせる村づくり」を目指しています。通称「白やぎの村」がカタチになってきている温かい場所です。