地域若者サポートステーションなど、国や自治体の制度に基づく若者の就労・相談支援のほか、生きづらさや働きづらさを感じている若者が働く場を地域につくり出しています。

事業内容

地域若者サポートステーション、自立援助ホーム、相談支援など

目指す地域

目指す地域

私たちは、2005年の合宿型の「若者自立塾」(千葉県芝山町、~10年、厚労省)を契機に、地域若者サポートステーションを中心に、全国で国や自治体の制度を活用した若者支援事業や居場所づくりを展開してきました。

学校に通わない選択をしたり、ひきこもっていた経験があるなど、生きづらさ・働きづらさを抱える若者と出会い、一人ひとりの状況に応じた継続的な相談・就労支援を行っています。
地域の企業・団体・人々とネットワークを結び、地域の困りごと解決や第一次産業、事業継承などで若者が力を発揮できる場を広げています。

孤立や分断、排除を超えて、困難の当事者が自らの力を発揮し、地域の主体者として活躍する、“共に生き、共に働く”地域づくりを進めています。

  • 01.若者による多様な就労の場づくり

    さまざまな困難を抱える若者が、多様な働き方ができる拠点をつくる主体者として力を発揮しています。

    せたがや若者サポートステーション(東京都世田谷区)の利用者が、「誰もが集えて役割のある場所をつくりたい」と、地域共生型就労拠点こみっとプレイス(豊島区、就労継続支援B型事業など)を立ち上げ、カフェの運営や菓子製造などで働いています。

    新潟地域若者サポートステーション(新潟県新潟市)では、デザイン事業「ちちくりえいと」を発足。デザインを学んだ組合員とデザイン作業が好きな利用者が作業を分担してチラシやWEBサイトなどの作成を始めました。

  • 02.人と地域が活きる産業の創出

    地域の特色を生かした就労支援や地域産業の担い手・後継者づくりを行っています。

    但馬地域福祉事業所(兵庫県豊岡市)は、若者サポートステーション豊岡や職業訓練を実施する中から、「働く場をつくらないと地域に人が残らない」「働きづらさを抱えた人の働く場所をつくりたい」という思いから、林業や小水力発電、バイオディーゼル燃料を含む新しい内容の訓練を提案し、県の公共職業訓練として実施。
    その訓練生が主体となり、小規模林業「Next Green但馬」を立ち上げ、森林整備や、整備した森を活用した教育活動に取り組んでいます。