はじまりは、ワーカーズコープが提案・受託した兵庫県の公共職業訓練「新エネルギー・環境コース」。 訓練の中で林業の後継者不足や森林環境の荒廃、それを「どうしようもない」と諦めている地域の実態が見えてきました。そこで訓練生が主体となり「Next Green 但馬」を立ち上げました。 目標は「次世代に遺す山づくり」。 山を育てながら、地域の資源として木材を活用する林業を始めました。 間伐や危険木の伐採、薪や木工品づくりを行いながら事業を通して感じたことは、山主の方々だけでなく地域みんなにもっと山を知り親しんでもらうことが必要ということでした。 そんな中、組合員の中から、整備した森や自然を活用し、自然の中で子どもが主体的に育つ保育ができる「森のようちえん」を立ち上げたいという声が上がり、豊岡市とも連携しながら立ち上げました。 森や山だけを見るのではなく、街やそこに住む人たちと繋いで、地域全体の課題の解決や暮らしをつくることへ活動の幅が広がっています。